Mac の修理費 2009

2009.11.19 のエントリにて
「MacBook / Pro の修理費用は50,000円前後」
と記載いたしました
この件についてお問い合わせが多かったので
もう少し掘り下げて書かせていただきたいと思います

まず「公式価格」とも言える
Apple Japan が公開している修理費は以下の通りです

45,150円 iBook、MacBook など
51,450円 PowerBook、MacBook Pro など
49,350円 iMac、eMac、Mac mini など
51,450円 Power Mac、Mac Pro など
57,750円 Display 20 インチ、23インチ、24インチ など
67,200円 Display 30 インチ など

上記の価格にはこんな「説明」が添えられております

「この表は製品と修理費用の目安です。対象機種と修理費用の
 最新情報はコールセンターにお問い合わせください。」

例外として
ノートや iMac の液晶部分が物理的に破損していたり
パソコン本体に液体がかかってしまった状態の場合は
10万円以上(機種・状況によっては20万円以上!)の
修理費となることもあるようです


次にいわゆる「正規店」についてです
「正規店」の修理価格がクセモノなんです

 「正規店」とは Apple Japan より認定されている
 アップル正規サービスプロバイダのことです
 http://www.apple.com/jp/support/provider/

以下は正規サービスプロバイダ「某社」に修理を依頼した具体例です
あくまで「某社」の例であり、正規店の他社については不明です

故障した iMac(Core Duo 1.83Ghz MA199J/A)の修理を電話で依頼し発送
費用は Apple と同等の5万円前後を想定していました
待つ事数日…提示された見積書を見てビックリ!
なんと10万円強の修理見積もりでした
(故障箇所はロジックボードと電源ユニット)

当時 iMac MA199J/A は中古で7〜8万円程度で販売されており
後継の iMac(Core 2 Duo)の新品価格が13万円程度でした
あまりにも修理費が高かったので修理は中止し
8,400円の見積作業費(いわばキャンセル料)を支払いました
しかも某社は送料の片道はユーザー負担なので
2,100円をも支払いました
つまりメーカーに依頼しておけば49,350円で済んだはずが
倍額以上の金額が提示され、キャンセルしたところ
10,500円をドブに捨てた訳です

何故この顧客は Apple で修理しなかったのでしょうか?
理由は Apple のサポート電話窓口が全然つながらなかったからです
皆さんもご経験があると思いますが
10分以上待ってもつながらない場合がザラにあります
(1、2分でつながれば超幸運でしょうね、私は経験がありませんが. . . .)
さらに散々待たされ、つながったと思ったら
こんどは修理の手続にあたり必ず必要とのことで
名前や住所などの個人情報、Mac のシリアルNo.やらを機械的に登録させられ
逐一確認だとか、登録だとかで、さらに待たされます
たかだかパソコン1台の修理手続きに下手すると30分以上も拘束されることがあるのです
そんな訳で途中で電話を切ってしまうユーザーもいらっしゃるようです


最後に ALab. の修理費について
原則として「作業費」「パーツ費」に分けて設定しております

「作業費」は修理機種、修理部位、難易度により費用が異なります
最も簡単な作業は3,150円に設定しております
これは調整レベルの単純作業の場合です
分解を伴う単純作業の場合は5,250円
やや複雑な作業の場合は10,500円
複雑な作業の場合は14,700円となります*
iBook や カメラ付 iMac、Mac Book Pro などが該当します*
複数台数、2時間を超える作業、LAN 構築などの場合は*
応相談と致しております
ただし修理キャンセルの場合でも
故障箇所を特定するための複雑な作業してしまった場合は
修理費用は発生し、作業費・返送費はご請求となります*
(*2009.12.9 加筆)

「パーツ費」は Apple のように一律設定ではありません
仕入価格、入手難度、稀少度をもとに設定しております

また弊社独自のサービスとしては
「お客様のデータを消去しない修理」
を行っております
Apple や正規プロバイダは修理にあたり
データの消去(HDDの初期化)に同意させられる場合があります
訴訟問題や個人情報保護を考慮してのことと思われますが
ユーザー視線からすれば Mac が修理できても
データが削除されてしまったら無意味じゃないですかね?
そんな疑問から弊社は98年の創業以来
お客様のデータの保護を第一に考えております
誤ってデータを消去したことは一度も無いのが自慢でもあります
ALab. はデータの消去を絶対に強制しません
必要とあればHDDのバックアップを取ってから
修理作業に入る場合もあります(バックアップは有料)
修理せずにデータだけを救出するご依頼もお受け致しております
 ここ最近は Time Machine が搭載されたことや
 Mac の新品価格が低下していることもあり
 修理せずに買い替えという選択も増えているようです

Mac が壊れた、修理はしたいが
データは別の Mac に移行して作業を継続したい
このようなご依頼にも ALab. は対応可能です
ご相談ください

→ Mac の修理費 2012

→ Mac の修理費 2014

それではまた次回、またこの場所で....

(2012.2.10 加筆・訂正)
(2014.4.9 加筆)

「某社」は懇意にしていた担当者が去り、上記のとおり修理費用が不透明なので疎遠になりつつあります。10年以上のお付き合いなんですがねぇ. . . . 残念です。
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Comments

PMG4の電源ですが確かに壊れます。昨年ピックアップサービスでで修理してもらったにもかかわらず・・今回は自分で電源作りました・・と言ってもDOSVマシンのATX電源流用です。今日から再稼働しています(笑)電源だと確信できれば同じ方法がとれるかと・・

コメントありがとうございます
ご質問ではないようでしたので
長らくご返事を致しておりませんでしたが
近々 MDD と ATX 電源に関しての捉え方を
エントリーさせていただこうと思います
よろしくお願いいたします

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