Mac mini SSD 増設ノススメ

SSD + HDD 環境が構築可能な Mac mini は
今や貴重な存在だと思います
アルミユニボディ、光学ドライブ無しとなった
Mid 2011 モデル以降は HDD / SSD が2台内蔵可能です
参考までに光学ドライブ搭載モデルでも光学ドライブを外し
マウンタを用いれば2台搭載可能になります
つまり Mac mini は全モデルで2台搭載が可能な機種なのです

これは他機種と比べて大きなアドバンテージと言えるでしょう
現行 Apple 全モデルで SSD / HDD が2台搭載可能のは
MacBook Pro 13inch のみであることから
とても貴重な機種だと思います

注意点としては Mac mini Mid 2011 / Late 2012 は
世代やロットによって標準 HDD の搭載位置が異なります
上段(Upper)、下段(Lower)が一定していないのです
増設には2台目専用のケーブルが必要になるのですが
上段、下段によってケーブルの形状が異なります

実例をご紹介したいと思います
Mid 2011 MC816J/A Core i5 2.8Ghz を弄ってみました
標準は 500GB HDD のモデルです
これを SSD + HDD の構成にしてみました
SSD は手元にあった Intel 120GB
HDD は東芝の 1TB に換装してみました
メモリ 16GB 化と相まって、かなり快適に動作してます

mini_twin

ちょっと見づらいかもしれませんが
左下の「接続 ID」が "Upper" となっております
これが Mac mini の大きな特徴です
ご覧のとおり Upper に SSD Intel 120GB が
Lower に HDD Toshiba 1TB が搭載されております

SSD には10.9 / Mavericks を
HDD には 10.7 / Lion をインストールしております
それぞれの起動時間は SSD が約30秒
HDD は約45秒です
SSD は旧世代 Intel 520 series で1年程度使用した
個体ですので、多少速度が落ちている可能性があります
「TRIM」は ON 設定にしております

Mid 2011 以降の Mac mini は Thunderbolt が搭載されましたし
Late 2012 では USB が 3.0 に上がったので
容量不足の場合は大容量の外付 HDD を利用してもよいでしょう

一般的に「mini」という名称から
「性能が劣る Mac」と誤解されている方が多いのですが
このとおり2台のドライブが搭載可能で、取り回しがしやすく
コストパフォーマンスの高い、実用性の高い機種なのです
新型 Mac Pro があのような拡張性の無いモデルへと移行した今となっては
Mac mini の存在価値は大きいと思います

iMac は性能の高い機種ですが、一体型ですので
どこかに致命的な不具合が起きると起動不能となってしまいます
また HDD の内部増設が不可能なので、改造の範囲が限定的です
後日エントリしますが、ここ最近 iMac の故障率が上昇傾向にあり
耐久性に不安があります

新型 Mac Pro は拡張性が乏しく
旧型 Mac Pro は超プレミア状態
iMac は耐久性に不安....
そんな訳で ALab. では Mac mini を猛プッシュしております!
10.7 や 10.8 が動作する、 16GB メモリ・SSD + HDD 構成の
最強の中古 Mac mini なんていかがでしょう?

それではまた次回、またこの場所で

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