地震後の練馬近郊

弊社周辺、移動の際に感じた街の様子などをお伝えしたいと思います
(あくまで私個人の主観であり、顧客との会話などから知り得た情報レベルです)
なお3/14は中野区方面へ
3/15は埼玉・朝霞市方面へ
出張サポートでお伺いさせていただきました

まずはライフラインについて

『電気』
私共は「第1グループ」に分類されておりますので
14月、15火と停電の予定でしたが
いずれも停電は実施されませんでした
14は防災無線で練馬区内の別の地域が停電になると
放送されてましたので、停電が実施されていたかもしれません
15は留守にした時間帯があったのですが
社内の電気製品の状態から推測しますと
停電は起きていなかったようです

『水道』
停電が発生すると、断水が起きる可能性が懸念されておりましたが
14は通常供給されておりました
15も正常だったと思われます
水質、水圧ともに問題ありません

『ガス』
地震直後に戸別の停止機器が機能し供給が止まりましたが
機器リセット後は正常に供給されて続けております

『電話』
固定電話3回線(電話2、FAX1)、携帯3回線を保有しておりますが
14は時間帯によってはかなりつながりにくい状況でした
15は若干改善されており、固定も携帯も昨日よりは
かなり繋がりやすかった印象です
何度かはキャリアによる不通の音声案内が流れることがありました

次に交通関連です

『鉄道』
報道とほぼ同じ状況のようですが
前もって発表された内容が変更になることが多いようです
良い方向に変更になる(運行区間が延びる)のは歓迎ですが
首都圏の場合、急に運行が再開すると人が殺到し
利用客をさばききれず運休せざるをえないケースもあるようです

弊社の最寄りは西武池袋線、西武新宿線です
新宿線は運行外地域でしたが上石神井まで延長という情報あり
池袋線は当初練馬高野台が終端の駅になったので
駅周囲はかなりの混雑でしたが
時間が経過すると、延伸したようです
池袋ー小手指駅間で運行しておりましたので
練馬高野台駅の混雑は緩和されました

『道路』
鉄道よりも混雑が流動的です
「東北道」「常磐道」は一般車が利用できません
14は鉄道の限定運行の影響もあり
運行終端駅周囲の混雑が激しかったようです
前回のエントリでご紹介したとおり
弊社最寄り駅、西武池袋線・練馬高野台駅が
終点となっていた時間帯があり
商業施設も少なく、バス、タクシーの常駐台数が少ない
平成6年新設駅(西武では最も新しい駅)ということもあり
首都圏では知名度の低い駅ですが
14はラジオでも紹介されるほど大混雑しておりました
練馬高野台駅は笹目通りから入ってすぐの立地なので
笹目通りに絡む環8通りと目白通りのさらなる渋滞を招いたようです
15は早めに小手指駅まで延伸になったせいか
14程の混雑はなかったようです

道路別では14は環8、環7、笹目通り、目白通りなど
片側2車線以上の幹線道路はかなり厳しい混雑でした
新青梅街道、千川通りなど片側1車線の名称付きの道路も
幹線道路を避ける車が入り込んでいるせいもあってか
かなり流れが悪かったようです
さらにメジャーな裏道は「裏道・抜け道」としてあまり機能しておらず
かなり流れが悪かったです
運送会社のドライバーさんが仕事にならないとボヤいてました
さすがに生活道路は大丈夫だったようです
弊社周囲の生活道路は利用できました

道路を走行していて気になったのは
鉄道が限定運行なので、どうしても歩行者・自転車が増えてます
知人も Blog で触れておりましたが
自転車の方のマナーがかなり悪い印象でした
2列、3列となって道をふさいでいたり
歩行者が大勢歩いている歩道をベルを鳴らしながら
かなりのスピードで走っておりました
道路は車で大渋滞でノロノロ運転ですが
バイクは渋滞を縫ってスイスイ走っています
そこに自転車が車道を走ったり、歩道を走ったり
2列、3列で走っていたり、、、
こんな情勢なので事故は絶対に起こせません(当然ですが、、)
ぜひ自転車の方も意識してほしいものです

15はガソリンの流通が危うくなってきたせいか
交通量が減った印象がありました
朝霞市に向かう前にネットで調べた所
部分的に混雑していたので
大泉経由で向かったところ
平時の混雑と同じかむしろ流れが良かったかもしれません

『消費者』について
報道でも紹介されておりましたが
首都圏のスーパーやコンビニなどの小売店の店頭からは
いわゆる「生活品」が無くなっております

私はオイルショックをほんの微かだけ記憶している世代ですが
あの時はトイレットペーパー、ティシューだけでした
今回は未曾有の災害ということで
水、調理不要の食料品、燃料、電池、トイレットペーパーなどが
店頭から消えております
流通が麻痺しているせいか商機なのに売るものがなく(電気も)
店を閉めている小売店が目立っておりました
ガソリンスタンドはほぼ壊滅状態です
海江田大臣が備蓄量の緩和を発表しておりましたが
15日現在、まだその効果は反映されていないようです

以上、街中の印象です

最後になりましたが
地震発生以来、関西や九州方面の多数の方々より
励ましのご連絡をいくつもいただいております
私は東京在住の福島出身者なので
現地で戦っている方々を励ます側でしたが
ふと励まされる側になってみると
お言葉の一つ一つに涙腺が緩みそうになります
心より感謝致しますとともに
現地で頑張っていらっしゃる方々に
そういう声を伝えさせて頂きたいと思います
ありがとうございます
そして、がんばろう自分、がんばろう日本

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