価格上昇

ご存知の通り自民党政権は円高、株安の是正、デフレ脱却の方針を表明し
市場はすぐに反応し株価は上昇、円安にシフトしております

PC関連に限らず、消費材の多くを輸入に頼る日本
長らく異常な円高が続いておりましたが
円が高いということは輸入品が異常に安かったとも言えます

現在 MacBook Air の最安モデルは84,800円です
(11inch, 1.7Ghz Core i7 Dual Core, 4GB, 64GB)
アメリカでは$999で販売されておりますので
単純換算1ドル=84.88円です
これを書いている時点での為替は1ドル88円60〜70銭ですが
単純に1ドル90円になれば、この価格を維持するのは困難になるでしょう
さらに消費税が上がる可能性があります
仮に1ドル90円換算、消費税10%と仮定すると
現在の84,800円が約95,000円になる見込みです

PCパーツでは既に円安で値上がりしている製品があります
メモリモジュールです
現在のメモリ市場は大手メーカーの正規品(いわゆる箱モノ)よりも
比較的規模の小さい企業が扱っているバルク品が流通の中心になっております
リスクを避ける為、在庫を多く持たないのが特徴で
為替相場が変動すれば、すぐに価格に反映されます
具体的にはこの円安で10〜20%程度上昇しているといわれておりますが
それ以上に深刻なのは、在庫・流通量が減っていることです
その原因はメモリを製造しているの東アジアの国々は旧正月を祝う地域にあり
1月下旬は例年流通量が減少する時期なのです
う〜ん、困ったものです

と、波乱含みの2013の幕開けのです
「アベノミックス」はPC業界にどんな影響をもたらすのでしょう

それではまた次回、またこの場所で

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