Mac と メモリ

最近はだいぶ改善されてきているようだが
PowerMac G4 / G5 とメモリとの相性は結構シビアだ

kakaku.com等では格安の大容量メモリを搭載したPMG5が価格を競い合っているが
安価なメモリとの抱き合わせ販売は「後々のこと」を考えるととてもとても怖くてできない
なぜならバルクメモリを搭載しなければならないからだ
当然PM G4 / G5で動作保証のあるメーカー正規のメモリはどうしても割高になる

考え方の差もあると思うが....
もし俺がPMG5をデザインやDTV*、DTM*などのビジネスで数年間使う立場だと仮定し
さらにintel化される前にPMG5を導入しなければいけない状況だったとする
その場合メモリはPMG5本体が壊れるまでは何の問題もなく動作して欲しいと思う
(少なくともメイン機として使用する期間は持って欲しいという意味で....)
プライベートではなくビジネスで使用するMacであれば、なおさらそうあってほしいと思うのは皆同じだと思う
もちろん購入コストを1円でも安く済ませることも重要だとは思うのだが....

*DTV=デスクトップビデオ、動画の編集、DTM=デスクトップミュージック、音楽の作成のことですな
ちなみにDTPのPはパブリッシングのこと、直訳は卓上出版ですな

これは修理をする側の立場の意見なのかもしれないが
メモリの不具合を原因とする相性問題というのは「最悪」の部類に入る
というのはHDDやビデオカードなどは故障の場合は短時間で発見できるし
保証期間ならばほぼ問題なく無償交換が可能だ
原因の特定が簡単なのである
つまりグレーゾーンが狭く故障発生から修理完了までのターンアラウンドも短くなる
単純に書けば
「壊れていればすぐに交換をすればいい」
ってことになる

メモリだってそうでしょ?

というご意見もあると思うが、事はそう単純ではない
保証の問題があるからだ
バルクメモリはどうしても相性問題が発生しやすい
メモリが原因の場合、特定にも時間がかかる場合が多いのだ
もちろんメーカー系のメモリにも相性問題が無い事は無いのだが
バルクメモリの場合、一般的にWIN機ですら相性問題は保証の対象外になる
メモリに不具合があったからと言って、ショップに持ち込んでも
相性問題の場合はほとんど相手にしてくれない
「バルク品なんで保証はできかねます」
「他のPCできちんと認識・動作してしまっているので、相性問題ですので交換できません」
なんてのが一般的だ

例えば電源は問題なく入り、OSの起動までは問題ないが
特定のソフト(とくにメモリを大量に使用するソフトにありがち)を
利用するとハングアップ、フリーズが多発する
なんてことがある、ひょっとしてそんな経験ありませんか?

ちょっと難しい話になるがメモリはデータが「揮発」してしまうのである一定のタイミングで
消去するしくみになっている、それをリフレッシュレートと言うが
Macの場合そのレートの幅がかなりシビアらしい
今時のパソコンはメモリを1枚だけ搭載って訳にはいかない
PMG4やG5は最大で3〜8枚のメモリを搭載できる
さらにMacの場合、Photoshopなど大量のメモリを消費するソフトを使うことが多い
そうなるとメモリ同士の相性問題も出てくる
それでなくてもシビアな「相性」があるのに
バルクメモリを載せてしまったばかりに
動作が不安定になってしまっているMacを俺は何台も見てきた
具体的な症状としてはOS9ではおなじみのフリーズが起こり
OSXではグレーバックが発生したり、いきなりソフトがコケたりすることがある
いずれにしても作業中のファイルが一瞬にしてパーになる
えてして最後の最後の仕上げの段階でコケたりするものだ....(ToT)
こういった不具合で被る害は経済的にも精神的にも計り知れない

価値観の問題だろうが
バルクと正規品との価格差が数千円〜1万円程度なら
俺は間違いなく後者を選ぶ
メモリの搭載量にもよるが、たった数万円程度で作業に多大な悪影響が及ぶくらいなら
保険として考えても安いもんだと思うのだが.....

あなたはバルクを使ってますか?それとも正規品を使ってますか?

ちょっと古い機種のメモリがジワリジワリ値上がり中....仕方ないのかなぁ....
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