過酷な２塁手争い

おそらく１２球団で一番厳しいであろう
阪神の正２塁手争い
主役はもちろん
「藤本敦士さん」と「関本健太郎さん」の２人です

激戦を制し開幕スタメンの座を勝ち取ったのはご存知藤本さんでした
試合は３−４で落としたものの
藤本さん個人の成績は４打数３安打１四球１得点で打率も出塁率も「１０割」の孤軍奮闘の活躍を見せる
ところが好事魔多し
つづく第２戦の第一打席、事もあろうか自打球を左目に当ててしまい
交代を余儀なくされる（この日の打席記録は無しで打率１０割のまま交代）
代打はもちろん開幕スタメン争いで遅れをとった関本さんしかいません
思わぬカタチでチャンスが転がり込んできた関本さん...はたして....
試合はまたも３−４でしかもサヨナラ負けでしたが....
関本さんの成績は５打数１安打２四球と判断の微妙なところ
藤本さんの目の状態と３戦目のスタメンが気になるところです

注目の３戦目２番セカンドは関本さんでした
ご存知のとおり３戦目は９−１と爆勝だったので、あまり問題になりませんでしたが
実は関本さん、第一打席でサインミスを犯しておりました
その時の状況をちょっと詳しく書くと....
初回赤星さんがいきなりヒットで出塁し、無死１塁となる
過去の流れからして「赤星さんが走ってから自由に打たす」という作戦と誰もが予想したはず
当然レフトスタンドは「走れ！走れ！あっかほし〜」とヤっていた
ところがバッターボックスの関本さんはいきなりバントの構え

え〜〜〜〜〜〜〜
「もしや....岡田さん、考えが変わった？」
「いやいや、ありえね〜って」
なんて声が周囲からも聞こえていた

残念ながら初球はバント失敗（これはサインプレーのプッシュバントだったそうです）
意外だったのは赤星さんが走った時にも関本さんはバントの構え、しかしこれはファールで赤星さんは１塁のまま....むむむ....
（試合後の岡田さんの談話でこれは関本さん側のサインミスだったらしい）
さらに関本さんはバントの構えのまま
結果的に岡田阪神にしては非常に珍しい「初回の送りバント」が成立
結局赤星さんは金本さんのヒットで生還、待望の先制点が入った

個人的にはこういう野球もできるんだから、ここぞという試合、特にビジターで先攻の場合は
積極的にこういう作戦をとって欲しいと思っている
現にこの試合は開幕２連敗という嫌な流れを関本さんの犠打で断ち切ったと言っても過言じゃないと思う
３連戦で初めて先制点を取れたお膳立てをしたのはまぎれもなく関本さんの「勘違い」送りバントだった訳である
まさにケガの功名....

で、その日の関本さんは犠打・三ゴロ・右安打・左ＨＲ・中安打の４打数３安打１打点２得点１犠打
の大当たり、近年難しいと言われている２番打者の役目をきっちりこなしたように思えた
この日は大量点ということもあり９回の守備から
今岡さんを下げ、３塁関本さん、２塁藤本さんという布陣に変わった
藤本さんの体は元気に動いていたが、目の周りはマンガでけんかした子供のようだった....お痛わしや....
ともかく背番号「３」初ＨＲおめでとう関本くん！

４戦目の先発はどっちになるか興味のあるところでしたが
やはりＨＲのインパクトは大きかったのか、関本さんでした
初回いきなり２塁打と好調をキープしているご様子
その後も左安打・中飛・左ＨＲ・右飛と５打数３安打１打点２得点とこの日も大活躍の関本さん
大量点ということもあり７回の攻撃が終わった時点でお役御免
２番には投手が入り、ライト濱中さんに代わり６番２塁藤本さんに交代となりました
９回１０割打者藤本さんに打席が回りましたが
内野ゴロ凡退、残念ながら「２割５分」も打率が下がってしまいました....

とにもかくにも背番号「３」はやはりＨＲが似合うバッターだと思う
嬉しいあまり長文になってしまいました、今日もがんばれ阪神タイガース！


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